著者は、中小企業に特化した経営コンサルティングを行うためにベンチャーマネジメントを設立。組織のモチベーション診断、モチベーション研修から戦略の立案まで、研修・指導を行なった中小企業は300社を超える。
「仕組み化」「効率化」という言葉を目にしない日はない。
マニュアル時代になればなるほど、リーダーのモチベーション力の重要性が増している。
本書は、チームを引っ張っていくリーダーに必要なモチベーション力とはどのようなものか、モチベーション力をアップしていくために、具体的に何を行なっていけばいいのかを以下の9つのミッションにわたり紹介している。
①モチベーションの原則を知る
②部下に自律感を与える
③仕事のプランづくりをサポートする
④仕事の価値に気づかせる
⑤部下を承認する
⑥部下の有能感を育てる
⑦部下との信頼関係をつくる
⑧反発する部下のやる気を引き出す
⑨アメとムチも上手に使いこなす
一方的なティーチング及び短期的なPUSHによるモチベーション向上を図る手法の時代は遠い昔のものとなった。
相手の中に答えがあるそれを引き出すことが主な手法の「コーチング」及び双方向性のコミュニケーションによりモチベーションを向上させることを主題としている本書。
その全てがわかりやすく書かれており難しい言葉は一切ない。しかし読み終わると体系的に身についているという優れもの。
部下上司ともに一読する価値はある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コーチング
- 感想投稿日 : 2013年1月27日
- 読了日 : 2013年1月27日
- 本棚登録日 : 2013年1月27日
みんなの感想をみる