物事の捉え方というか、何かを思い出すような忘れていてはいけないことを教えて貰ったような気持ちになった。
他者によってもたらされる自分の中の辛い感情をどうやって処理するか。自分の望むことを自分の感情で考えること。
「見るのに目は必要じゃないし、聞くのにも耳は必要じゃないんだ。」(本文より)
それから
「他者によってもたらされる悲しみや苦しみは自分でコントロールできない。でも自分の喜びも他者によるものではない。そう分かれば本当に自由になれる。何に注意を向けるか、が問題。」というようなことが書いてあって、なるほどそりゃそうか、と思う。
そう思うと、自分の周りの人の自分の感情への影響だけではなく、今の情報氾濫社会における取捨選択って、とても大切だと思う。
自分の喜びのために何を見て聞くか。どこまで注意を払うべきなのか。問題と感じるものに出会った時に何を感じてどう伝えるか。
「少女パレアナ」だ、と思った。
時には逃げたり、手放したり、状況を変えることもやっぱり必要だけれど、大抵のことはこの本に書かれているように考えられる訓練ができれば、わりと前向きな気分でいられるかもしれない。
読んで良かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月23日
- 読了日 : 2024年2月23日
- 本棚登録日 : 2024年1月5日
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