ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1985年4月1日発売)
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本棚登録 : 1497
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夏休みに東京下町の中学校の1年2組の男子生徒が廃工場に立て篭もり、世間体や常識ばかりを気にする大人たちへ『反乱』を起こす。
その行動は色々な人たちを巻き込み、意外な結末を生んでいく。

映画にもなった有名な作品で、ぼくらシリーズの第一作目。
私は始め映画から入ったので、原作を読んだとき少し驚いた覚えがあります。
安田講堂事件や学生運動、当時小学生だった私にはまるで分からないことばかり。
全体的に土っぽい感じがしました。
それでも面白いと感じ、最後まで一気に読んでしまう爽快感はすごい!
子供たちのいたずらや、それに翻弄される大人たちの姿、その中で書かれていく大切な絆や気持ちは、心をわくわくどきどきさせてくれます。
私もこんな学校生活を送りたかった!

いまの子供たちにも、ぜひ読んで欲しいなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2009年12月21日
読了日 : 2009年12月21日
本棚登録日 : 2009年12月21日

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