できれば晴れた日に: 自らの癌と闘った医師とそれを支えた主治医たちの思い (へるす出版新書 7)
- へるす出版 (2009年6月5日発売)
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感想 : 5件
彼の死を聞き本書を求め、しかしずっと扉を開けなかった状態でした。遅れて知った友人に本書を渡すために、やっと読みました。実はこのレビューも読了後しばらく時間をおいてから書いてます。ページをめくるたびに溢れてくる仕事への思い、家族への思い、仲間への思い、が同世代のリアルな共感としてこちらの身体に流れ込んできました。しかし、なんという強さだろう。病の進行に沿った闘病の時間、それを後から振り返る医師としての本人のコメント、そしてすべてが終わった後の彼をよく知る先輩医師たちの証言、この三層構造もただの闘病記とは違う強さを感じさせています。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年10月10日
- 読了日 : 2015年6月14日
- 本棚登録日 : 2015年1月5日
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