原題: 11 Minut
レンタルで鑑賞。
若手の監督かと思いきや、79歳(2017年現在)の超ベテラン監督だった。
水道から流れ出た水が渦を巻いて排水口に流れていくように、全ての事象がある結末へと収束してゆく。
低空飛行の飛行機や、窓から入ってきた鳩が鏡に激突したり、不穏の種がいたるところに散りばめられている。
鑑賞中、ずっと嫌な予感を覚えていた。
飛行機の低空飛行は9.11を思い起こさせた。
ホテルの廊下はシャイニングを思い出す。
監視カメラの映像はスノーデンが曝露したように、監視社会を表す。
日本人からすれば11という数字は3.11を連想する。
11という数字は不吉を象徴しているかのようだ。
そして、物語は午後5時から11分間の出来事を、視点を変えて描かれる。
その場に居合わせたのは果たして偶然なのか、必然なのか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
DVD(海外スリラー)
- 感想投稿日 : 2017年10月20日
- 読了日 : 2017年10月20日
- 本棚登録日 : 2017年10月20日
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