文明開化の時代の宵闇を魅力的にみせるホラーでありミステリ。
導入部から忍び寄るように物語を広げていくのが小野さんの素敵なところ。魑魅魍魎の影から、ひろがっていくのは猟奇的な連続殺人事件。
艶やかな文にひきこまれ、小野さんのキャラクタの魅力にうっとりしてしまう官能的なおはなし。
『それは呪詛だったのです』
に鳥肌たち、個人的には輔さんがかっこよくて終始ドキドキとしていました。
小野さんファンにはもちろんあでやかなホラー好きで未読のかたにはおすすめしたい。
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- 感想投稿日 : 2013年3月8日
- 本棚登録日 : 2013年2月24日
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