張良が劉邦に言った「『百敗の上にもう一敗を重ねられたところで、何のことがありましょう』」が衝撃的で笑ってしまった。
↑この言葉は広武山でのにらみ合いのあと、項羽と劉邦が和睦し、約束を破って項羽を後ろから襲おうという所
遂に読み終わった。司馬遼太郎さんは、劉邦や項羽の人柄をしっかり把握しており、両人がとった行動を性格に基づいて説明してくれるのがありがたかった。
劉邦が項羽に勝てたのは、運もあったかもしれないが、自分自身が全くの無知であることを知っていることが大きいと思った。
自分自身が無知であるから、素晴らしい能力を持った人に対して、素直に話を聞くことができた。
その素直さが項羽に勝っていたから、劉邦は天下を取れたのだと思う。
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- 感想投稿日 : 2016年10月26日
- 読了日 : 2016年10月26日
- 本棚登録日 : 2016年10月23日
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