流転の海 第3部 血脈の火 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (1999年9月29日発売)
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流転の海 第三部

父親の生きた時代を、描き出す。
敗戦後の混乱期。昭和20年代から、30年に向かう頃の物語。
時代の流れの中で、事業を見出す熊吾。
中華料理屋、雀荘。
消防のホースの修繕。プロパンガス。きんつば屋。
その幅広さというか、事業の進め方だ強引だ。
そして、体の不安を抱える年になる。

伸仁は、小学生になる。
ねしょんべんを小学生三年生まで治らなかった。
どういう子供なのだろうか。
観音寺のケンに好かれ、
ヤクザと麻雀をし、ストリップを見に行く。
街の情報を知り尽くしている。
中華料理のコックには、いうこと聞かなければ、辞めろと
までいう。

千代麿の隠し子、麻衣子、ヨネ、タネへの 熊吾の気遣いの中で、
麻衣子は、自分の居場所を見つける。
熊吾の包容力の成せる技。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 家族
感想投稿日 : 2013年7月28日
読了日 : 2013年7月28日
本棚登録日 : 2013年7月28日

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