良い作品でした。
藤野涼子の持つ、透明感のある真摯さ
に、心がうたれ 騒いだ。
真実を見つめる目が なんとも清々しい。
それぞれの傷をやさしく みとめながら
それを 自分で 背負うことしか
生きて行く道がないことを 示す。
なにが 問題なのか?
複雑で絡み合った 糸を 揉み解して行く。
真相にたどり着いた時に
だれもが 傷を持ち その傷に立ち向かおうとする。
あぁ。いい気持ちになった。
いきていることの楽しさを感じた。
それにしても、柏木君は その毒舌が
どこから来ているのかよくわからないが、
その行動様式も まわりに 迷惑を与える少年だね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教育
- 感想投稿日 : 2015年12月18日
- 読了日 : 2015年12月18日
- 本棚登録日 : 2015年12月18日
みんなの感想をみる