現首相の野田佳彦の著書であるが、彼と共鳴できるところはかなりあるように思える。
「自民党は賞味期限切れ。1993年以後、オーラのある宰相は出てこないだろうし、出てくる必然性もない。」
「傾斜配分をすることで自民党は持ってきたが、もうそういう時代ではない。与党のために与党をやっているのではダメだ。」
「優秀なスタッフをたくさん雇って、議員は減らすべき。単にコストカットでは駄目だ。」
「一般会計では80兆円だが、特別会計は200兆円以上ある。小泉改革ですら、特別会計にメスを入れていない。」
「外交はアメリカ基軸であるが、云わなければならないことはいう。それが外交であるはず。国連を通してではなく、直接言う必要が有ることは云う。」
総理となったいま、なかなかうまくは行かないのであろう。彼にも変節はあるのかもしれない。あと、この本に出典がないのも気になる。政治家の本であれば、この程度になってしまうのかもしれないけども。そしていま、三党合意という形で改革を続行しようとしている。この内容を踏まえて、改革を進めているかどうかは、計り知れない。
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- 感想投稿日 : 2012年10月1日
- 読了日 : 2012年8月28日
- 本棚登録日 : 2012年8月28日
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