再読。商店街を舞台にした少年探偵によるミステリ。
日常から少し浮遊した謎の設定が素敵。恭助と響子ちゃんの関係性も素敵。お互いに相手に望むものがありつつ、相手を慮る気持ちも大切にする。それは信頼と好意の表れだろう。
初読時よりも楽しめたのは、20年前にはわからなかった面白さに対するフックが増えたからかも。
たくさんの本を読むことで、本を読む面白さの種類の多さに気づく。謂わば読書経験値。それがフックとなり、今までわからなかった面白さに気づく。これが多読の効果であり、再読の楽しみを増すものだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月8日
- 読了日 : 2020年10月7日
- 本棚登録日 : 2020年10月7日
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