ナノってなんなの?: ベンジーとブルーノノボウケン

  • 冨山房インターナショナル (2010年12月18日発売)
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福祉社会システム専攻で学ぶ多くの社会人学生は、豊富な知識と経験を有し、それらに根ざした深い問題意識を持って入学してきた者たちばかり。そうした社会体験を研究に活かすには、“学術的な知へのチャンネルの切り替え”が必要となるが、それが社会人学生の大きなハードルになるという。
 本書は日本で初めて、社会人のための社会学・社会福祉系夜間大学院を開設した東洋大学が、社会人学生の支援のためにテキストを手作りし、改訂してきたものがベースとなっている。社会人の学びは、若いころよりはるかに能動的。仕事と並行して学業を続けることの意義、社会経験を生かし研究をより充実させるための論文執筆方法…「生きるための学び」の意義とその方法が、この一冊に凝縮されている。

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感想投稿日 : 2011年8月22日
本棚登録日 : 2011年8月22日

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