砂漠の青がとける夜

著者 :
  • 集英社 (2015年2月5日発売)
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本棚登録 : 254
感想 : 36
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東京で過ごしていた日々を、京都で過ごすようになって思い出す数々のこと。

東京で雑誌の記者として何十軒のお店を回っていたこと。
結婚している溝端さんとずるずるとした関係を捨てて
京都にいる菜々子姉ちゃんのカフェを手伝う日々を送る美月。

カフェに1人でやってくる中学生の準くん。
自分に無関心な両親との関係や、
他人から聞こえてくる不思議な声や雰囲気を感じ取る準くん。
菜々子姉ちゃんの同級生の世界中を旅してきた織田さん。

人が集まる場所で、さまざまな声を聞き
思い出すこと、いろいろ。

最初からなんとも陰鬱な雰囲気で
どうなることやらだったけど
意外と穏やかな方向に行って一安心だったよー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021
感想投稿日 : 2021年9月27日
読了日 : 2021年9月15日
本棚登録日 : 2021年9月15日

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