[ 内容 ]
ヘーゲルの市民社会論・国家論を、マルクスはどう克服して唯物史観を確立したのか。
それに対して、「合理化」を基本視角にすえたウェーバーの宗教社会学、無意識の世界を探索したフロイトの精神分析学はどのように関わり独自の光を投げかけたのか。
西洋近代思想史の本流を大きくとらえた、簡潔で平明な叙述による初学者のための恰好の入門書。
[ 目次 ]
「社会」の発見
ロックとルソー―自然法と社会契約
カント―市民社会と世界市民
ドイツ・ロマン主義―有機体的国家観
ヘーゲル(市民社会と国家;弁証法と歴史)
ヘーゲルからマルクスへ―ヘーゲル学派の分裂
マルクス(ヘーゲル哲学批判;疎外された労働;唯物史観)
テンニエス―ゲマインシャフトとゲゼルシャフト
ウェーバー(宗教社会学の視角;資本主義の「精神」;近代の運命としての合理化)
マルクスとウェーバー―物質的利害と理念
フロイト(意識と無意識のダイナミズム;文化の居心地わるさ)
マルクスとフロイト―社会と無意識
現代社会思想の問題
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
岩波現代文庫
- 感想投稿日 : 2014年10月7日
- 読了日 : 2014年10月7日
- 本棚登録日 : 2014年10月7日
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