氷上の光と影―知られざるフィギュアスケート (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年12月24日発売)
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【本の内容】
氷上の華麗な舞は、観る者を魅了する。

だが、その水面下では壮絶なドラマが繰り広げられている。

より高い「技術」と、より美しい「芸術」との狭間で、日々闘い続ける選手たち。

そして、彼らを支えるコーチや振付師の役割とは何なのか。

また、複雑な採点方法、4回転ジャンプ、トリプルアクセル等々、進化する専門用語も解説。

フィギュアスケートの深淵を描く本格ノンフィクション。

[ 目次 ]
まえがき 五輪金メダルの先にあるもの
第1章 五輪金メダルという魔物
第2章 フィギュアスケートが揺らいだとき
第3章 美の競演の内側
第4章 スケーターを支える人々
第5章 新採点方式とフィギュアの未来

[ POP ]
著者のフィギュアスケート取材歴はざっと20年。

それだけに発言に年季が入っている。

世界最高のジャンパーは伊藤みどり。滑りのうまさで言えば佐藤有香。

そして究極はジャネット・リンだと書く。

また採点競技ゆえの難題にも言及。

〈人間である限り、個人的な感情も入ってくる〉。

だが本書はそれらも含めフィギュアの魅力だと教えてくれる。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ワンコイン文庫(新潮文庫)
感想投稿日 : 2014年9月20日
読了日 : 2014年9月20日
本棚登録日 : 2014年9月20日

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