【本の内容】
あまりに違う二人が傷つけ合うのは必然だった―。
家族と希薄な関係しか築けなかった父。
夫との愛に挫折した母。
物心ついたときには離婚していた両親との激しい葛藤や、初めて同性に夢中になった初恋の熱。
死に寄り添うホームケア・ワーカーを描いた感動作『体の贈り物』でラムダ賞などを受賞した著者が、少女時代を穏やかなまなざしで振り返る、みずみずしい自伝的短編集。
[ 目次 ]
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初めて泳いだ水の感触、眠るまでの暗闇が怖かったこと。
子どもの頃の記憶をみずみずしく描写しながら、父への複雑な感情や母と過ごした時間を深く受けとめ直していく自伝的短編集。
どの1編も詩のように美しく胸に突き刺さる。
年上の同性に恋をした女の子の物語は切ない。
だが、それは決して不幸ではないという光を宿している。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ワンコイン文庫(新潮文庫)
- 感想投稿日 : 2014年9月14日
- 読了日 : 2014年9月14日
- 本棚登録日 : 2014年9月14日
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