考えないヒト - ケータイ依存で退化した日本人 (中公新書 (1805))

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年7月26日発売)
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[ 内容 ]
通話、通信からデータの記憶、検索、イベントの予約まで、今や日常の煩わしい知的作業はケータイに委ねられている。
IT化の極致ケータイこそ、進歩と快適さを追求してきた文明の象徴、ヒトはついに脳の外部化に成功したのだ。
しかしそれによって実現したのは、思考力の衰退、家族の崩壊などの退化現象だった。
出あるき人間、キレるヒトは、次世代人類ではないのか。
霊長類研究の蓄積から生まれた画期的文明・文化論。

[ 目次 ]
第1章 出あるく(「出あるき人間」は次世代人類の先がけ? 従来の家出との相違点 ほか)
第2章 キレる(コミュニケーションの退化 人間とサルの違い ほか)
第3章 ネット依存症(ネット恋愛の発達 恋愛の進化史 ほか)
第4章 文化の喪失(文明と文化の違い 集団内凝集性と集団外排他性の促進 ほか)
第5章 サル化する日本人(人間はいつ人間になったか 「言語遺伝子」の発見 ほか)

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[ 参考となる書評 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中公新書
感想投稿日 : 2011年4月1日
読了日 : 2011年4月1日
本棚登録日 : 2011年4月1日

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