[ 内容 ]
今、少女たちは、溢れる性情報に右往左往し、セックスは思春期の不安や焦燥からの逃げ場、価値や意味を見出せない「行為」になりさがっている。
何故か?
戦後、女(と男)の「性」は、家や社会の旧弊や管理から自立し、もっと実り豊かな果実を産むはずではなかったか。
70・80・90年代、われら親世代が生み出した「性意識」の嘘と真実、その変容と挫折を辿る。
[ 目次 ]
1 家制度と民主主義の中の性―一九七〇年代まで(貞操の時代 戦後民主主義と性 「ニューファミリー」世代の性と結婚)
2 女たちの「輝く個性と性」の神話―一九八〇年代(女の子たちと「個性」 女の性の爆発―「モア・リポート」の衝撃 男女雇用機会均等法とバブルの中の女たち)
3 セックスの意味と価値が消えた!―一九九〇年代(街中に溢れ出したセックス 女の子たちが抱え込んだ空虚な性)
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公開設定:公開
カテゴリ:
生活人新書
- 感想投稿日 : 2011年5月30日
- 読了日 : 2011年5月30日
- 本棚登録日 : 2011年5月30日
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