[ 内容 ]
「人間は本能の壊れた動物である」と著者はいう。
したがって性交も本能ではできない。
人類は基本的に不能なのである。
しかし不能のままでは人類は絶滅する。
不能を克服するため、人類は本能ではなく幻想に頼らざるをえなかった。
人類において性にまつわる一切は幻想であり、文化の産物なのである―との視点から、性差別の起源、売買春、恋愛と性欲、資本主義と性、などの諸問題に根本的メスをいれる。
目からウロコが落ちること、うけあい。
[ 目次 ]
第1章 すべての人間は不能である
第2章 男の性欲は単純明快である
第3章 文句を言い始めた女たち
第4章 女体は特殊な商品である
第5章 「女」は屈辱的な役割である
第6章 母親に囚われた男たち
第7章 「性欲」の発明
第8章 「色の道」が「性欲処理」に
第9章 神の後釜としての恋愛と性欲
第10章 恥の文化と罪の文化
第11章 資本主義時代のみじめな性
第12章 性交は趣味である
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文春新書
- 感想投稿日 : 2011年4月17日
- 読了日 : 2011年4月17日
- 本棚登録日 : 2011年4月17日
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