[ 内容 ]
「自分探し」でアイデンティティを確立しようとしても、たどり着くのは、自分の中で作り上げた物語に縛られる、固定化した「概念としての自己」。
しかしそれは、常に変化し続ける環境とそぐわず、ストレスも感じがちです。
“現実”を作りだす言葉の力をかわし、ストレスから自由になるために必要なのは、「今この瞬間に生きる自分」に焦点をあてる「プロセスとしての自己」の鍛錬。
ブッダが提唱した「マインドフルネス(気づき)」という心の持ち方や、最先端の認知行動療法「ACT」の方向性も取り入れながら、「ポスト自分探し時代」に提唱する、「自分探し=自分失くしプロジェクト」。
[ 目次 ]
第1章 一人になったキクちゃん(ピーちゃんがいない;半年ほどしてようやく元気に ほか)
第2章 言葉が自分を作り上げる(「現実」を作り上げる言葉の力;派生的関係の自動的学習 ほか)
第3章 自分探しとマインドフルネス(マインドフルネスの隆盛;カウンセリングの大きな流れ ほか)
第4章 言葉の世界全体から距離を取る(「マインドレス」な心と思考の働き;見ただけ、聞いただけにとどまる ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2010年7月11日
- 読了日 : 2010年7月11日
- 本棚登録日 : 2010年7月11日
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