表紙をめくった瞬間、目に飛び込んでくる料理の数々が「ポーチドエッグとピペラド」「鶏肉とワイルドライス、梨のスープ」「鯖のグリル オリーブとパン、アーモンド添え」「ゆで豚のラヴィゴットソース」「洋梨のコンポートチョコレートソース」およそ一般のご家庭とは縁のない聞いたこともないような料理のオンパレード。「ピ? ピ? ピペ? ラヴィ? ラヴィゴ? は?」もしかしてこれは私のような下賤の者が手にしてはいけない本だったのかもしれない…と早々に挫折しかけたわけですが、出てくる料理はともかくとして、盛り付けレクチャー本としては、かなり完成度の高い一冊でした。情報量も多く、説明も丁寧かつ親切、そして写真とページ構成が美しい。雰囲気本と思いきや実践本で驚いた。かいしきと季節のあしらいや敷物と器との関係など、さらっと書いてるけど、他ではなかなか得られない情報だったり。有益な情報を惜しみなく提供しており充実の内容。最初は面食らったが素晴らしい一冊であった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
暮らし・生活
- 感想投稿日 : 2017年1月31日
- 読了日 : 2017年1月31日
- 本棚登録日 : 2017年1月28日
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