昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

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  • 平凡社 (2009年6月10日発売)
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昭和の歴史を大正・明治からの流れに基づき紐解いている。 しかし、昭和の歴史の前半は、戦争一色で染まってしまう。 軍部の横暴、今までは陸軍の横暴が目立つが海軍も同じであった。 また、政治の弱さが顕著である。 今の政治もこの流れを汲み、あまりにも酷似であろう。 また、ひとつはマスコミの主張の無さであろうか。 やはり、どれも力に屈してしまっている。 残念ながら、日本は戦争という前に敗北してしまっている。 その流れを今も引きずっているのが現実である。 反省①国民の熱狂を過度に盛り上げてはいけない②日本人は抽象的な観念論を好み、理論的な具体的方策論検討できない③日本型のタコツボ社会における小集団主義の弊害④国際社会の常識を理解していない⑤対症療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想しか持ち得ていなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 軍事関係
感想投稿日 : 2012年11月16日
読了日 : 2012年11月16日
本棚登録日 : 2012年6月28日

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