がれきの中で本当にあったこと わが子と語る東日本大震災

著者 :
  • 産経新聞出版 (2011年5月28日発売)
3.63
  • (2)
  • (10)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 61
感想 : 11
5

これからも忘れてはいけない、いや忘れる事の出来ない東日本大震災。語るには、語るべき事が多すぎる大震災。この本は被災者の人間ドラマを描いたルポルタージュ。決して悲しみばかりの話ではないとはあるが、涙が止まらない。『お礼をしてもらいたくって助けたんじゃない。』とお年寄りを救った少年、『泣くのは後で言い』と公に生きる町長、娘を迎えに行きながら津波に飲みこまれた母を待つ幼い娘、家族を失いながらも被災者にエールを送る市職員、『日本の救世主になってください。』と送りだすハイパーレスキュー隊の妻・・・等々。自然は残酷だが、自然に生かされている現実。一日も早く復興し、普通の日常に戻れますように・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:
感想投稿日 : 2011年12月29日
読了日 : 2011年12月29日
本棚登録日 : 2011年12月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする