アンダーワールドを舞台に、人界とダーク・テリトリーの激戦がつづきます。整合騎士は、アリス、ベルクーリ、ファナティオなど、キリトたちと戦いをくり広げた者たちにくわえて、整合騎士としての自信をうしなったレンリや、「無音」のシェータなども活躍を見せます。そしてアリスを慕うエルドリエは、みずからの命を犠牲にして、暗黒術師ディー・アイ・エルの放った大規模な術式を防ぎ止めます。
一方アスナは、自閉に陥ったアンダーワールドのキリトのもとへ降り立ちます。キリトをめぐってアリスと火花を散らす一幕があり、その後ガブリエルのあらたな策と、それを防ごうとする現実世界のキリトの仲間たちの動きがえがかれたところで、本巻は締めくくりとなります。
「ヒーローは遅れてやってくる」のことば通り、キリトの覚醒はまだ先の話のようですが、アスナをはじめ彼の仲間たちが戦いに参加したことで、クライマックスがしだいに近づいてきた雰囲気があります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2023年5月5日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2023年5月5日
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