本巻になってようやく、物語がラストに向かって動き始めたようです。
修学旅行の最終日、自由時間を椎菜とすごすことになった裕人は、椎菜の実家を訪問し、歓迎を受けることになります。そして、ついに椎菜からの告白となります。まだ自分の気持ちが定まらない裕人に対して椎菜は、よく考えて2週間後に返事をしてほしいと告げます。
次は終業式の日、カラオケ・ボックスで打ち上げがおこなわれますが、澤村さんが裕人とキスをしてみたいと言い出し、春香が慌てて静止に入るという展開に。そこで、春香と澤村さんが、裕人のキスを賭けてビリヤードで対決をすることになります。
その次は、裕人が乃木坂家のメイドさんたちに頼まれて、臨時の執事として働くという話です。せっせと仕事をこなすと、最後に裕人の誕生日を祝するサプライズ企画だったことが明かされます。
そして裕人が、いよいよ椎菜の気持ちに向き合います。2人でネコ喫茶、プラネタリウム、アクアリウムなどをめぐって一日デートをし、最後に椎菜がふたたび裕人への想いを告げ、裕人も、彼が本当に大切に想っているのは誰なのか、正直な気持ちを椎菜に明かします。
椎菜の母ときょうだいが、美夏&メイドさんたち同様に2人の様子を物陰からうかがっているという展開にニヤリとしました。分かりやすい天丼パターンで、きちんとオチをつけてくるのに、何だか心地よさを感じるようになりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2016年4月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年4月3日
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