雑誌に掲載された作品4編を収録しています。魔術結社「明色の陽射し」と、そのボスであるレイヴィニア=バードウェイとの出会いが描かれていますので、シリーズ本編の『新約』第2巻の前に読むべき本です。
第1話は、ステイル=マグヌスが主役を張ります。北欧神話「黒小人」(ドヴェルグ)の技術を手に入れようとする魔術師リチャード=ブレイブから、レイヴィニアの妹・パトリシア=バードウェイを守る話。絵師のはいむらきよたかさんのマンガもあります。
第2話は、「明色の陽射し」のマーク=スペースが、海洋資源調査船「ブルーリサーチ」に乗っているパトリシアの救助に向かう話。
第3話は、火星からの信号を受け取ったというニュースに湧く学園都市にフレイスという魔術師が現われ、彼女の引き起こす事件に上条とインデックスが巻き込まれる話。3人は、学園都市で微生物の研究をしている微細乙愛(びさい・おとめ)と戦うことになります。
第4話は、初花飾利と黄泉川愛穂が、学園都市の平和を守るために奮闘する話。衛星誘導車がジャックされるという事件が起こるところから物語が始まります。人工衛星に積まれた有毒物質の流出を止めるために、黄泉川が誘導車に乗り込み、車をストップさせようとしますが、車は止まりません。運転手の山岳揚子(さんがく・ようこ)を待つ子どもたちがいることを知った初花は、何としても車を止めようと、キャラに似合わない熱血ぶりを発揮します。
久しぶりにステイルの活躍が読めて嬉しくなりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2014年7月24日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年7月24日
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