現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2006年11月17日発売)
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第1章の「形態と機能」から最終章の「透明性と映像性」まで、現代建築を読み解くための16のテーマが選ばれ、著者自身の建築の見方が語られています。

第7章の「身体」では「建築少女研究会」のイラストが取り上げられたり、第8章の「日本的なるもの」では藤森照信の「ヤバンギャルド」を現代の建築シーンの中に位置づけていたりしており、おもしろく読みました。もちろん体系的な建築史とはまったく違う構成で、著者自身の見解が自由に語られているのですが、それでも16の視点を通して現代建築の主要なテーマが描き出されており、きれいにまとめられているように思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 芸術・デザイン
感想投稿日 : 2015年6月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2015年6月4日

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