第1章の「形態と機能」から最終章の「透明性と映像性」まで、現代建築を読み解くための16のテーマが選ばれ、著者自身の建築の見方が語られています。
第7章の「身体」では「建築少女研究会」のイラストが取り上げられたり、第8章の「日本的なるもの」では藤森照信の「ヤバンギャルド」を現代の建築シーンの中に位置づけていたりしており、おもしろく読みました。もちろん体系的な建築史とはまったく違う構成で、著者自身の見解が自由に語られているのですが、それでも16の視点を通して現代建築の主要なテーマが描き出されており、きれいにまとめられているように思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
芸術・デザイン
- 感想投稿日 : 2015年6月4日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年6月4日
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