著者自身がヨーロッパを訪れた際の印象をまじえつつ、中世的世界の形成について語られている本です。
著者は、古代文化、キリスト教、ゲルマン精神の3つの要因が、たがいに緊張と対立を孕みつつダイナミックに混成されていくプロセスを通じて、中世ヨーロッパ世界がかたちづくられていったことを明らかにしています。上巻では、フランク王国の隆盛と発展のプロセスのなかで、教皇権と王権が歴史のなかでどのように絡みあってきたのかということを検討することで、中世的世界の歴史的な形成が説明されています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・地域・文化
- 感想投稿日 : 2018年7月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年7月18日
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