北海道のえぞ松や屋久島の杉など、著者が日本の各地を訪ねながら、自然のなかで根を張り枝を伸ばしていく木の生命力に触れた感動をつづったエッセイです。
イギリス人は、シェイクスピアの文章を母語話者としてたのしむことに、なににも代えがたい歓びを感じるという話をどこかで目にしたことがありましたが、著者の端正な日本語をたどりながら、この文章を母語話者としてあじわうことのできる歓びを感じます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年8月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年8月15日
みんなの感想をみる