望郷の聖双生児―グイン・サーガ(7) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房 (1981年7月1日発売)
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本棚登録 : 321
感想 : 18
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クリスタル公アルド・ナリスと出会ったアムネリスは、戦いのなかに生きてきた彼女がこれまで知ることのなかった、恋焦がれるという体験に翻弄されます。

一方グインたちは、ノスフェラスを脱してケス河をくだり、港町ロスにたどり着きます。しかし、そこにもモンゴール兵が詰めかけており、グインを連れた彼らは自由に行動することができず、足止めを余儀なくされます。そればかりか、イシュトヴァーンは、アルゴスの攻撃にそなえてモンゴールが港をまもなく閉鎖するという情報に触れることになります。やむなくイシュトヴァーンは「ガルムの首」号という、性質の良くない船に乗り込むことをえらびますが、案の定船員たちはグインらを襲撃する計画を立てていました。しかも折悪しく嵐に見舞われ、ここでもグインたちは試練に直面することとなります。

第2部も2冊目に入り、ストーリーがかなり動き出してきたように感じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の小説・エッセイ
感想投稿日 : 2014年10月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年10月22日

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