アトラスの魔道士 ―スレイヤーズ (2) (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房) (1990年8月25日発売)
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感想 : 23
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シリーズ本編第2巻。

リナとガウリイが訪れたアトラス・シティでは、魔道士協会の評議会をめぐる事件が起こっていました。評議長『白のハルシフォム』が半年ほど前に失踪し、2人の副評議長『紫のタリム』と『青のデイミア』が抗争を繰り広げていたのです。

リナたちは、タリムのボディ・ガードとして雇われることになりますが、デイミアの屋敷にある巨大なプールの底に封印されていたハルシフォムを助け出したことから、事態は思いもかけない方向へ向かって動いていきます。

デイミアとともに「不死の探究」をおこなっていたハルシフォムは、かりそめの不死を得るために、魔族のセイグラムと契約を取り交わしました。それを知ったタリムは、ハルシフォムとデイミアが仲違いしたのを機に、ハルシフォムを封印することに成功しますが、偶然にもリナがハルシフォムの封印を説いてしまったために、ハルシフォムの実験台にされてしまうことになったのです。

リナたちは、ハルシフォムとセイグラムを相手に戦います。最後は、ハルシフォムの暴走を止めたいと願う助手のルビアの手によって、ハルシフォムはとどめをさされることになります。

この巻もやはり王道ファンタジーですが、前巻よりも多少シリアス寄りのストーリーになっています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2014年3月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年3月7日

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