宇宙からいかにヒトは生まれたか (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社 (2016年2月26日発売)
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本棚登録 : 270
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あとがきにあるように前半は地球科学の話で、後半は生物学の話でありました。 たとえば「圧力が非常に低ければ、液体は存在しないのだ。宇宙空間の圧力はかぎりなくゼロに近いので、液体は存在できない。」「地球の中心部にある核は、鉄やニッケルなどの金属でできており、外核と内殻に分けられる。この外核にある液体の金属が動くことによって、電流が流れる。その電流が電磁石となって磁場を発生させ、地磁気として観測されるようだ。」は科学の話。「ラン藻の光合成による大気中や海水中における酸素濃度上昇が、真核生物の出現の必要条件になっていた可能性は高いだろう。」は生物学+地球科学の話。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然科学
感想投稿日 : 2016年5月15日
読了日 : 2016年5月15日
本棚登録日 : 2016年5月7日

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