この巻は一弥とヴィクトリカが新大陸に来て間もない頃で、二人が住むための家と仕事を探すために行動する──といった内容である。謎解き要素はほとんどなく、その時期に出会った人物たちの過去を元に当時何があったのか、その人物たちの過去の真相を語る──にあたり、あまりに頁を使いすぎている。物語の起承転結が薄く、謎解きにあたるドキドキ感(ジェットコースターのように上がっていき〜)がまるで無かったことが残念である。この巻がすっぽり外れてもGOSICKシリーズになんら影響のないくらい、内容が薄かったことに残念である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2016年10月15日
- 読了日 : 2016年10月15日
- 本棚登録日 : 2015年12月1日
みんなの感想をみる