子供の頃から思っていたことをようやく形にしてくれる人が現れました。
誰もが毎日のように食べている大量の食品は、
どのような過程をへて消費者の手に届くのか?
現代人の命を支えながらも、ほとんど知られていない食料生産の現場に密着。
ベルトコンベヤーに注ぎ込まれるヒヨコの群れ、
自動車工場のように無駄なく解体される牛など、
大規模な機械化により生産・管理された現場の実態が映し出される
こうも人間が増え続けているのに、何故俺たちはご飯が食えるのか?
肉が魚が野菜が食えるのか?
食料難?
そんなもの日本にいる限り感じることは無いだろう。
だが、どうだ、これが現実だ!
俺たちが食べているのは工業製品以外の何者でも無い!!
命を紡ぐ為の殺戮無くして人間は生きられない。
人間は産業革命を起こした人物に感謝しなくてはならない。
工場生産方法を確立した人物に感謝しなくてはならない。
内容を抜きにして、映画の観点から語れば、
衝撃的だったのが、2時間ほとんど編集しないことだ。
記録映像を淡々と流す
それだけで映画が成立し、壮絶な反響を及ぼす。
(食事のシーンはやらせだろうが)
それだけ俺たちは人間の世界を知らない。
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カテゴリ:
映画評価★8
- 感想投稿日 : 2009年5月31日
- 本棚登録日 : 2009年5月31日
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