袋小路の男

著者 :
  • 講談社 (2004年10月28日発売)
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本棚登録 : 894
感想 : 230
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何度か読んでるけど、やっぱりこの絶妙な距離感はなかなか出せないとおもう。慎ましやかでかわいらしくて、なのにある意味どこまでも大人らしい。

内容ももちろんだけど、小説の書き方としてもとても参考になる傑作短編集。

とりあえず表題作の『袋小路の男』(川端賞)だけでも読んでみるといい。
『小田切孝の言い分』はその続編みたいな。あわせて読んでも二時間かからない。

あと、最後の「アーリオオーリオ」は全く別の話しで、感触も併録の二作とはちがうのだけど、とてもよかったです。


いい読書体験でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 借りて読んだ本(要購入)
感想投稿日 : 2010年3月24日
読了日 : 2010年3月22日
本棚登録日 : 2010年3月22日

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