小説 琉球処分(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年8月12日発売)
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歴史において「たられば」が禁句なのは承知していても、もしこの時に琉球が清国の下に置かれていたらどうだったのかと思わずにいられない。もちろんその後の日清関係を知る身としては、琉球人の行く末はさほど変わらなかった、あるいは却って悪くなったかもしれないとも思う。日本にとって沖縄とは何なのか、本書を読んで改めて考える。「沖縄県は国防のためにある」自嘲か自棄か、良朝の言葉に唸ってしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年6月20日
読了日 : 2021年6月20日
本棚登録日 : 2021年6月20日

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