「教育学」という学問はどのような学問だと想像しますか?
「教育」という営みは、私たちにとって身近なトピックでありながら、「教育とは何か」に対する答えを説明したり、「教育」を「学問する」ということをイメージしたりするのは難しいのではないかと思います。
「教育学」は、様々な諸学問と関わり合って、様々な分野に分かれて成り立っています。この本では、「教育」や「教育学」とは何かについて、歴史的な流れや、これまでに蓄積されてきた「知」の性格の違いや、教育のもつ難しさなど、多様な視点から書かれています。そのため、これから「教育学」を勉強してみたい人にとっては手引書のように、すでに学んでいる人にとっては問題提起として、それぞれの立場によって異なる読み方ができる本の内容になっています。
私たちは学生という立場を卒業してからも、教師という職ではなくとも、仕事などあらゆる場面で「教育」という営みに直面します。だからこそ、この本を読んで、一度「教育とは何か?」を考えてみたり、「教育」を「学問する」ことの面白さに触れてみませんか?
(ラーニング・アドバイザー/教育学 FUJI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/1792943
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
社会科学の本(政治、法律、経済、教育、産業など)
- 感想投稿日 : 2022年12月26日
- 本棚登録日 : 2022年12月26日
みんなの感想をみる