基礎日本語辞典

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  • 角川学芸出版 (1989年5月27日発売)
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日本語を母語としない人たちは、日本語について、母語話者が考えたことのないような疑問を抱くことがあります。類義表現の違いもその一つです。例えば「経験」と「体験」、「父」と「父親」、「使う」と「用いる」の違いなど、母語話者はこれらをほとんど無自覚に使い分けているため、違いを説明するのは簡単なことではありません。
『基礎日本語辞典』は、このようなニーズに答える日本語の辞典です。類義表現と対比することや、基本的な意味から派生的な意味への広がりを整理することで、語義を明らかにしています。
日本語を母語としない方にはもちろん、日本語を母語とする方にも、面白い辞書だと思います。
(2011ラーニング・アドバイザー/人社 TSUDA)

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http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=284482&lang=ja&charset=utf8

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文科学(哲学、歴史、心理、文学、言語など)
感想投稿日 : 2012年2月8日
読了日 : 2012年2月8日
本棚登録日 : 2012年2月8日

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