デビュー作(?)の太陽の塔もそうだが、最初は古風ぶった文章が、正直とっつきにくかったりする。でも読み出すと「ニヤリ」とする部分や、自分との共通点を見つけ、また最近の「だるだる大学生」なら誰しもが考えている虚無感を巧みに表現してるし、思わず森見ワールドに引き込まれてしまう。
今回の四畳半神話体系も森見テイスト全開で、かつ、意外と繊細に盛り込まれた複線と、実は意図的に組み立てられた四話構成が、飽きそうで飽きさせない。
えらそうに書いてますが、いや本当に面白かったです。
http://txcbxft.cocolog-nifty.com/blog/2005/09/post-3316.html
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学(作者名:ま行)
- 感想投稿日 : 2011年4月9日
- 読了日 : 2005年9月24日
- 本棚登録日 : 2011年4月9日
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