20200125
BCG内田氏の仮説思考に続く、論点発見方法論の著作。マッキンゼーの斎藤氏も同意見であるが、仮説を立てる方法と問題を立てる方法は密接不可分の両輪である。
内田氏のより面白い考え方は非常に現実に根差して方法論を説いていることである。例えば、斎藤氏は問題発見方法として、4P(Purpose,Position,Period,Perspective)といったフレームワーク、仮説思考法として、①MECE、②ロジックツリー、③仮説思考、④ゼロベース思考を説いている。一方で内田氏が強く主張する点はあくまでも上記を使いつつ、累積経験による論点仮説が重要だと言う。フレームワークに縛られすぎず、仮説・論点を立てる実践を先ずはしてみることと説いている。
実際に全てのロジックツリーが埋まる現実はないために、仮説であるが虫食いのまま進めてみる方法は実践できそうである。点から面、深さを出せるように日々考えるように生きる。
//MEMO//
課題解決の思考法である『仮説思考』に引き続き、問題発見能力を説く第二弾。
内田氏の書き振りはどんな人が読んでも読みやすく、多数の事例が記載されていて読みやすい。
問題発見として、斎藤氏の4Pで考える癖を学んだが、それを敷衍させるものか?または別の概念になるのか?いずれにせよ自分の血肉および習慣にしなくてはいけない。
回答の筋の良し悪し
①解決できる問題かどうか
②実行可能性は高いか
③効果はどれくらいか
論点の検証方法
①プロービング=探針
仮説を持って質問を投げかける
②相手の真意を探る
③引き出しを参照する
論点ありきで構造を立てる。より現実的
視点・視野・視座
- 感想投稿日 : 2020年8月15日
- 本棚登録日 : 2020年1月15日
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