「怪物」と呼ばれた高校時代の江川卓と彼に関わった人々について、さまざまな関係者への取材を元に書き著された本。
引退から20年以上を経過して、プロ野球選手としての江川を知らない世代も多くなったが、高校野球において彼を上回る評価を得た投手は未だいない。今と違い映像の記録は少なく、スピードガンによる球速測定もない時代の話だが、それだけに関係者へのインタビューから構成された話には惹かれるものがある。
江川に関するエピソードはもちろんだが、彼と対戦した選手、監督たちについてもきちんと描かれていて、何人かについては章を割いている。これらの逸話がまた感動的である。
江川卓が「凄い」投手であったことを強く認識した。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年1月3日
- 読了日 : 2009年10月19日
- 本棚登録日 : 2019年1月3日
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