日本人の死に時: そんなに長生きしたいですか (幻冬舎新書 く 1-2)

著者 :
  • 幻冬舎 (2007年1月1日発売)
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何かを選ぶということは、それ以外のことをあきらめるということです。<BR>
まわりの介護の熱心さー介護される本人がもともと立派な人であった 自然な敬意を呼び起こすのは、やはりそれに値する態度でしょう。思慮深さや、自己抑制、謙遜や達観など<BR>
家族の同意があろうがなかろうが、安楽死はすべて違法だということです。また本人の同意があっても、刑法202条の自殺関与罪、同意殺人罪が適応される。<BR>
文明は進むばかりが能ではありません。人間を幸せにしないのなら、ある部分を棄てることも、また文明の智慧であるはずです。<BR>
死に時が来たときに抗わないことが一番楽です。受入れる準備さえできていれば、心も穏やかになれるでしょう。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: medicine
感想投稿日 : 2007年6月3日
本棚登録日 : 2007年6月3日

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