読み終えて、タイトルに込められた意味を振り返る。
familyless...なるほどなあ。ファミレスってほんとにそういう一面あるかもなあ。
あとすこしふんばれば、子離れしてまた夫婦ふたりの時間がくるのは、うちにとってもあと数年後の話で、いちばんいい時期に読んだかも。美代子の気持ちも、けっこうリアルに想像できるしなあ。夫婦って、夫婦でいるって、簡単じゃないのよね。しかし荻原さんの作品はやっぱ面白い、言葉選びもほんとにイマドキ感があるし、ユーモアのセンスがちゃんと時代に沿ってる。言葉を扱うセンスが抜群の方だよなあ。「旅の恥はかき捨て」かねがね/「袖振り合うも多生の縁」つねづね の1文なんて大好きだよ。歌丸級だ。(ハードカバーp178)
ニコニコ亭のばあちゃんが血のつながらない孫と距離を詰めるあの瞬間もいいねえ。ホロっとした。
離婚なんてほんと、身近なことだもんね。どっちがいいなんて、人それぞれで、選択のひとつなんだとおもう。
私もこの先どう感情が動いていくかわからないけど、死ぬまで大事なひとがいて、めんどくさいとおもいつつも、その人のためになにかの役に立てる毎日を過ごせたらいいな。自分個人だけの幸せなんてありえないと、歳を重ねるごとに気づくよ。それが、いつまでも夫なのかどうかは、これからの時間次第だね。。お互い。。。精進しましょう。。。。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年6月26日
- 読了日 : 2014年7月2日
- 本棚登録日 : 2014年6月26日
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