東亰異聞 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1999年4月26日発売)
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感想 : 461
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はじめは、妖怪変化の仕業と思われた人殺し。
しかし、やはり、家督争いの中で起こった事件。
文明開化と共に、帝都も魑魅魍魎の恐怖から開放された?
って感じで、段々とトリック殺人のミステリーかと思ってたら…
亡くなった初子の血に呪われて、兄弟で揉めていたってのも別にどうでも良くなって…
もっと、初子さんには、深い想いがあったとは…
はじめ少しダレるけど…
途中でトリック殺人かと思うけど…
最後は…
何か、呪術廻戦の
「呪術全盛 平安の世が始まるよ」的な感じの終わり方。
呪術全盛というより、魑魅魍魎全盛なんやけど。
今から、呪術全盛頑張るやな。文明開化が壊していったものを。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年6月5日
読了日 : 2022年6月5日
本棚登録日 : 2022年6月5日

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