「そのケモノは、まだ町をうろついているんですよ」
怖けりゃ、目を伏せりゃ良い?
恐ろしけりゃ、逃げりゃ良い?
京暮らしはそう単純じゃない。
奇縁絡み、暗闇蠢き、狐憑く地。
郷に入りては、だよ。
愉しまなくちゃ…
さもなくば、水すら怖いぞ。
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森見ワールドの新たな一面を覗き見た仄昏い怪談集。この絶妙なエキゾチックさを堪能できるのは日本人の特権ですね。気品ありつつ厭な感じ。見事に薄皮一枚で繋がる短編毎の因縁。乙だわ…
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・小説
- 感想投稿日 : 2021年5月1日
- 読了日 : 2021年4月6日
- 本棚登録日 : 2021年5月1日
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