ISISがどこから来たのか。どうしてここまで来たのかについてよくまとまっている。序文の「イスラム国の存在は、今や世界のテロ問題になっていますが、それよりもむしろシリアとイラクの国内問題です。そこは敵味方が入り組んだ非常に複雑な事情があります。」と、「こうしたイスラム国を相手に、平和的な交渉で妥協することは、まず不可能です。イスラム国はその性質上、妥協というものはしません。彼等と平和的に共存するとすれば、彼等の絶対的な統治を認めて、世界中がその下に屈服するしかほうほうがありません。つまり、イスラム国との平和的共存は無理なのです。」第7章結びのこの文章に尽きる。
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新書
- 感想投稿日 : 2018年10月14日
- 読了日 : 2015年1月30日
- 本棚登録日 : 2018年10月14日
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