東京の下町の古本屋「東京バンドワゴン」
4世代が暮らす堀田家を舞台に、泣いて笑ってのホームドラマが繰り広げられます。
知人に勧められて読んだんですが、とてもおもしろかったです。
一癖も二癖もある登場人物に最初は面食らったし、中でも60歳の金髪ロッカー我南人は一番相いれない人だと思っていたのに、読み進めていくうちに不思議と魅了されてしまったり。
わいわい、がやがや、昔ながらの雰囲気が懐かしくもほほえましいですね。
春から冬にかけての1年間。
本当にいろんな出来事があって、日常の中には謎もたくさん潜んでいてその解決に奔走したりして、読了後はなんだかしんみり心が温かくなりました。
今は15冊まで出ているようですが、このまま1冊で1年経過するペースで進むんでしょうか。
そうすると、15冊目は15年後?
日常ミステリーともホームドラマとも言えるこのシリーズ、コロナ禍で人恋しいときだからなおのこと心にしみたのかもしれません。読み進めていくのが楽しみ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2022年3月19日
- 読了日 : 2022年3月19日
- 本棚登録日 : 2022年3月19日
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