七人の敵がいる (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2012年3月16日発売)
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本棚登録 : 989
感想 : 125
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編集者としてバリバリ働く主人公。
一人息子がいざ小学校へ入学。少しは手が離れると思いきや…?

PTAや自治会役員、父母の会など、子どもがいる家庭にはなかなか切っては切り離せない繋がりや、少し煩わしい責任たち。
どれもこれも私は未経験ながらも、幼い頃母親が「PTA役員になったらいやだなあ」とか、「何年に1回はやっておかないと」なんてぶつぶつ話していたのをよく覚えています。

ジャンルの違う様々な人の集まりで1つのことを成し遂げるのは、なかなか容易じゃないでしょう。
だからこそ、主人公がビシッと突き進む姿は痛快です。

物語の本筋ではないのですが、主人公家族の関係性には驚かされたりもしました。
こういうことを織り交ぜてくるあたりに、加納さんらしさを感じました。いろんな人がいて、いろんな家族の形がある。
同じ立場に立った時にまた改めて読み返したいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の小説
感想投稿日 : 2014年8月16日
読了日 : 2014年8月16日
本棚登録日 : 2014年8月16日

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