編集者としてバリバリ働く主人公。
一人息子がいざ小学校へ入学。少しは手が離れると思いきや…?
PTAや自治会役員、父母の会など、子どもがいる家庭にはなかなか切っては切り離せない繋がりや、少し煩わしい責任たち。
どれもこれも私は未経験ながらも、幼い頃母親が「PTA役員になったらいやだなあ」とか、「何年に1回はやっておかないと」なんてぶつぶつ話していたのをよく覚えています。
ジャンルの違う様々な人の集まりで1つのことを成し遂げるのは、なかなか容易じゃないでしょう。
だからこそ、主人公がビシッと突き進む姿は痛快です。
物語の本筋ではないのですが、主人公家族の関係性には驚かされたりもしました。
こういうことを織り交ぜてくるあたりに、加納さんらしさを感じました。いろんな人がいて、いろんな家族の形がある。
同じ立場に立った時にまた改めて読み返したいですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2014年8月16日
- 読了日 : 2014年8月16日
- 本棚登録日 : 2014年8月16日
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