モデル失格 ‾幸せになるためのアティチュード‾ (小学館101新書 24)

著者 :
  • 小学館 (2009年2月3日発売)
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本棚登録 : 716
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人気モデルである彼女が「モデル失格」なるタイトルで本を出すことは、一歩間違うと嫌味にもなりかねない。
それでも、きちんと本書を読めばそれが等身大の彼女から発せられた率直な言葉だとわかります。

プロとして活躍している人の話は、本当に刺激になります。
とても意識の高い人が多いから。
押切さんももちろん例外ではありません。
ただ彼女の場合は、最初はそうじゃなかった。器用に何でもソツなくこなせるタイプではおそらくないであろう彼女が、1つ1つ意識を変えて、自分を変えて努力していく姿勢には読んでいてすごく感銘を受けました。

サブタイトルにもある「幸せになるためのアティチュード」として、本書では幸せの処方箋という名のポジティブに生きるための様々な方法が書かれています。
「前向きになれないとき」「気分の晴れないとき」「印象を変えたいとき」など項目もまた身近で、どうしても頑張れないときは特に手に取りたい内容です。

モデルというと、ほんの一握りしかなれない職業ゆえに、もともとそういう素質のある人と思いきや、すべての人がそうというわけでない。
彼女みたいに努力に研究を重ね、自分を磨いて夢を掴んだ人もいる。
そして本書から伝わる等身大の彼女は、きれいになりたい、愛されたいと願う普通の女の子。ダイエットに失敗をしたり、大きなミスや挫折もしたりする。
それでも最後は前向きに笑顔で進んでいく彼女は、応援せずにはいられない存在です。読むと心がキラキラします。すべての女の子にお勧め。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2012年1月18日
読了日 : 2012年1月18日
本棚登録日 : 2012年1月18日

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