事務職ながら、児童相談所に異動することとなった主人公。
児童相談所の仕事を、こんなにもわかりやすく描いた本があることに驚きました。
書かれていることは全てフィクションですが、どれもこれも、ありそうなことばかり。
本当に、日本で起きていることなんですよね。
本書は児童相談所が、ケースワーカーが何をしているのかを丁寧に描いてくれていますが、それだけじゃなく、福祉の現場で働く際に大切なこともたくさん盛り込まれていて、読んでいて胸が熱くなりました。
私もつい、目の前のことに気を囚われてしまいますが、表面に現れてきている現象だけに囚われず、どうしてその現象が引き起こされたのか、に目を向け、環境を改善することが大事ですね。
私たち支援者が行うのは、正論を諭すことではなく、本人が変わろうと思えるように支援をすること。
常に肝に銘じておきたいと思ってます。
シリーズ第2段もでるかもしれないとのことで、とても楽しみにしています。漫画化されて、より多くの人に読んでもらえたりしたら素敵だなあと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会・ビジネス
- 感想投稿日 : 2017年7月2日
- 読了日 : 2017年7月2日
- 本棚登録日 : 2017年7月2日
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